KINGSWOOD #SWING TOP.
今回のブログは、トラッドブランドであるKINGSWOODの新商品「スウィングトップ」についてです。元々スウィングトップとは、1950年頃のゴルファー用ジャケットとして作られたスポーツジャケットです。その為、ゴルフのスウィングをする際に大きな動きを妨げないよう、アームとアームホールにゆとりのある作りになっています。KINGSWOODでは、この特徴を受け継ぎ、より着やすくアレンジを加えました。
従来のスウィングトップのゆとりのあるアームは、確かに動きやすく着やすいジャケットと言えますが、太すぎるアームは今の時代のデザインと比べると少々不格好に見えます。そこで、スリムというアームではありませんが、バランスを考えて絶妙なラグランスリーブのカーブを作りました。ラグランスリーブは、実際に着用するとストレスなく肩や腕を動かせます。
また、背中のヨーク下には左右2本づつプリーツ入れています。このプリーツによって背中の生地に余裕を持たせて、動きやすくする工夫をしました。
その他のディテールの特徴は、ドッグイヤーと呼ばれる犬の耳に似ている襟です。ドッグイヤーは、襟を立てた時、襟先の2ツボタンを閉める事で首との一体感が出て、風を防ぐ事ができます。
裾には、腰部左右にゴムによるシャーリングを入れ、着る方々それぞれの体系にアジャストできるようになっています。ジッパーは、元々ニューヨークのファクトリーブランドであるKINGSWOODらしく、左差しのジッパーを使用し細部にまでこだわりました。素材は、40番手の綿糸を本撚り合わせた糸を縦糸に使い、高密度に織り上げたコットン100%のウェザーポプリンを使用しました。生地にコシがあり撥水性を兼ね備えた、非常に軽く、着やすいスウィングトップに仕上がりました。
企画担当 島倉弘光